急性・慢性肝炎
■改善・・・安静を保ち、充分な栄養をとって肝細胞の修復を促す
■食事のポイント ★急性肝炎の発病初期の食事
  発熱や吐き気があるため流動食のおかゆにし、食欲が出てきたら、できるだけ早め
  に、糖質や動物性タンパク質を徐々に増やしていきます。
★摂取エネルギーは適正に
  不足するとグリコーゲン(貯蔵エネルギー)や体タンパク質の分解が進み、摂り過ぎ
  ると脂肪が肝臓に沈着し、肝機能の回復を遅らせます。
★良質のタンパク質をとる
  肉、魚介、卵、大豆などで、肝細胞の発生を促します。
★ビタミン、ミネラルは充分にとる
  肝機能を回復させるために必要です。肝炎ではビタミンが不足しやすくなります。
★消化のよい食品を食べる
  食欲不振、腰痛などの消化器症状が出やすいので気をつけます。
★アルコール飲料は禁止する

■特に有効な栄養成分 ●タウリン ●ビタミンC ●クルクミン ●フラボノイド ●グルタチオン ●グリチルリチン
■控えたい食品 ●アルコール飲料・・・アルコールの分解を受け持っているのは肝臓だけで、しかも最優
 先でアルコールの分解を行う。
 肝機能が低下していても、アルコールを飲めば働かざるを得ないので、負担が大きくな
 ってしまう。肝炎などで肝臓を傷めているときは、禁酒して肝臓を休めてあげよう。
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