糖尿病(インスリン非依存型)
■改善・・・血糖値を下げる、合併症を防ぐ
■理想的な血糖値とは? 糖尿病だとわかったら、食事療法や運動療法を中心に血糖値のコントロールを図ること
が必要。
理想的には空腹時血糖値が100mg/dl未満、食後2時間血糖値が120mg/dl未満。
ヘモグロビンA
1Cが5.8%未満。目標は空腹時が140mg/dl未満、食後2時間が
200mg/dl未満。  糖尿病があっても合併症がなく、食前が120mg/dl未満、食後
2時間が170mg/dl未満で、しかも体重が標準体重の範囲、ヘモグロビンA
1Cが7%
未満であれば、良好なコントロール状態と言える。
■食事のポイント ★一日の摂取エネルギー量を決める
  身長から算出した標準体重に、仕事量によるエネルギー量を掛けた数値が、一日の
  摂取エネルギー量です。勉強、事務などの軽い仕事では25〜30kcal、機械操作、
  サービス業などの中程度の仕事では30〜35kcal、農耕、漁業、建設などのやや
  激しい仕事では40kcal以上を掛けます。高齢者の場合は25kcalとします。
★全体に量は控えめにし、タンパク質、糖質、脂質のバランスをとる
★ビタミン、ミネラル類を充分にとる
★食物繊維をたっぷり摂る
★標準体重を保つ

  糖尿病患者は一般に肥満者が多いので、食事は必要最小限に。
★アルコール飲料は禁止
★食事は1日3回、規則正しく、ゆっくりと
■特に有効な栄養成分 ●ギムネマ酸 ●EPA(エイコサペンタエン酸) ●タウリン ●食物繊維 
●γ-リノレン酸 ●ビタミンQ

■注意したい食品 ●糖質
  
血糖値を高め、インスリン不足を招く。ご飯、パン、めんなどの主食や、かぼちゃ、
  いもなど糖質の高い野菜、果物、菓子の多食に注意。
●コレステロール
  
動脈硬化の合併症を起こす。鳥類や魚類の卵、レバーなどを多量に食べる事は避
  ける。
●飽和脂肪酸
  
コレステロールや中性脂肪をふやし、動脈硬化、高脂血症などの合併症を起こす。
  肉の脂身やバターは控え、乳製品も過食しないように。
●アルコール
  
原則として禁止。アルコールは高エネルギーであるうえ、血糖の調整を悪くする。 
前ページへ戻る